新潟・十日町市で第41回生誕地まつり 庭野開祖の功績讃え

「第41回生誕地まつり」(主催・生誕地まつり実行委員会)が10月7、8の両日、立正佼成会を創立した庭野日敬開祖の生誕地である新潟・十日町市で開催された。

「生誕地まつり」は、十日町市名誉市民の庭野開祖の功績を讃(たた)えるとともに、市民と会員が交流を深め、同市の振興・発展に寄与することが目的。同市観光協会、商工会議所、「庭野日敬師に学ぶ会」、本会十日町教会など20の地元団体や企業で実行委員会を組織する。当日は、庭野日鑛会長はじめ教団役職者も出席し、「市中行進」では参加者に声援を送った。

7日午後、同市市民と本会会員が親睦を深める「ふるさと交流会」が十日町地場産業振興センター(クロス10)大ホールで開かれ、同市関係者、本会会員ら約280人が参加した。青柳安彦同まつり実行委員長、関口芳史十日町市長、庭野会長があいさつ。オープニングセレモニーとして、鏡開きが行われた。交流会の中で、翌8日の「市中行進」見学のため同市を訪れていた本会釜石教会の会員18人が登壇。小林克州教会長は、東日本大震災に対する十日町市民や全国の会員らからの支援に感謝の意を示した。

また、庭野開祖が生家のある菅沼から旧大池小学校に通っていたことなどにちなみ、同日夜、大池で「第29回大池灯籠(とうろう)流し」(主管・美佐島地区振興会)が実施された。庭野信一同振興会会長のあいさつに続き、世界平和の実現、地震や豪雨など世界各地で相次いだ自然災害からの復興と犠牲者の冥福を祈り、参集者全員で黙とうを捧げた。池に灯籠が浮かべられた。

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