新潟・十日町市で第41回生誕地まつり 庭野開祖の功績讃え

函館教会の隊列は「いか踊り」を披露。各地域の特色を生かした行進が観客たちを沸かせた

翌8日は午前9時から、市内本町1丁目から本町5丁目を会場に「市中行進」を実施。十日町市民吹奏楽団、同まつり実行委員会メンバー、十日町市舞踊協会、十日町大太鼓「雪花会」のほか、本会から63教会の隊列が参加した。

高崎教会の少年部員らが乗った山車を、壮年部員らが引く

マトイ、万灯行進のほか、函館教会の「いか踊り」、伊那教会の「勘太郎道中踊り」、新発田教会の「安兵衛隊」など、各地域の郷土芸能やダンスなどを取り入れた行進が繰り広げられた。同行進の模様は、十日町市観光協会のウェブサイトでライブ中継された。

周辺の通りでも、多彩なイベントが催された。同まつりの第1回から「特産市場」の企画運営にあたり、現在、責任者を務める高野年章さん(74)は「今年は、68の教会と団体にご協力頂き、100品目以上の特産品が並びました。皆さんに特産市場を通して生誕地まつりを身近に感じてもらえれば、うれしく思います」と語った。

十日町市駅通りで行われた閉会式では、米山隆一新潟県知事の祝辞、関口市長のあいさつに続き、10分間にわたって「追い込み」が行われた。この後、庭野会長が登壇。「力強く行進する皆さんの姿から、たくさんの元気を頂戴(ちょうだい)しました」と述べ、市民や協賛団体、まつり関係者、行進参加者に謝意を表した。

なお6日、庭野会長は同市総鎮守の諏訪神社に参拝し、佐伯也寸子宮司と懇談した。