TKWO――音楽とともにある人生♪ テナートロンボーン・今村岳志さん Vol.3

さまざまな音楽を聴き体感することが、上達への第一歩

――中学生の時から編曲もされています。曲をアレンジするコツはありますか

編曲は、興味を持って続けていくことが大切です。楽譜を書いては音を出し、また書いては音を出す――この作業を繰り返していくことで、「こういう配列は心地いい音がするな。こういう並びだとあまりいい音色にならないな」というのが分かってくるからです。編曲の経験があると、演奏中にどういう和音を吹いているかが分かるようにもなります。奏者としても勉強になることがたくさんありますから、編曲に取り組んでいる人は、最初は大変だと思いますが、諦めずに続けてほしいですね。

――吹奏楽に励む中学生や高校生にアドバイスを

音楽が好きなことがとても大切だと思います。さまざまな音楽をたくさん聴いて、自分の音楽のキャパシティーを広げていくことも重要です。楽譜の中にある音楽と向き合い、それをどういうふうに奏でたいのかを考え、深く“うたいこみ”、楽器を通して奏でられるようにたくさん練習をするといいと思います。

トロンボーンを吹いている人は、アンサンブルをたくさん練習することも大事です。吹奏楽曲のパート練習だけでなく、トロンボーンだけで完成された楽曲に取り組むことで、演奏の幅が広がりますし、パート内で意見を出し合いながら音楽をつくっていくことはとても楽しい時間になると思います。そして何よりもハーモニーをつくる勉強になります。アンサンブルはやればやるほど自分の身になりますので、ぜひチャレンジしてみてください。

プロフィル

いまむら・たけし 1987年、宮崎県三股町生まれ。東京藝術大学在学中の2008年に同大学の卒業生、学部生とトワイライト・トロンボーン・カルテットを結成。各地で演奏活動を行うほか、これまでにCDを4枚リリースした。第29回日本管打楽器コンクールトロンボーン部門で入選。現在、九州トロンボーンアンサンブル「ERNST」代表を務める。楽曲の編曲にも取り組み、楽器の特徴や魅力を生かしたアレンジが好評を博す。