唯仏与仏(78) 立正佼成会 庭野日敬開祖法話

仏さまは、私たちに慈悲の心を起こさしめるため、いろいろな現象を見せてくださいます。思いがけない苦難に対しても、「自分のいたらないところを悟らせてくれるもの」とありがたく受けとめ、反省すると、現象の善悪にとらわれない心境に変わります。苦難が、向上の糸口となるご縁として生かされるのです。

そして、その苦難をありがたく受けとめる心も、「大いなるいのち」に生かされている感謝の気持ちから生まれるのです。

(『庭野日敬平成法話集2 我汝を軽しめず』の一節を抜粋して掲載します。今回は同書186ページから)

※『庭野日敬平成法話選集2 我汝を軽しめず』について
佼成出版社ウェブサイト https://www.kosei-shuppan.co.jp/book/b511184.html