立正佼成会 庭野日鑛会長 12月の法話から

12月に行われた大聖堂での式典から、庭野日鑛会長の法話を抜粋してまとめました。(文責在編集部)

思い立ったら「今から」

自分の反省すべきところを変えていこうとする時には、「今から」という気持ちが大事です。とかく私たちは、「元旦から新しいことを始めよう」などと言うのですが、「今から」「今日から」という覚悟をしないと、いつまで経っても、できないそうです。物事を決断する、決意する時は、「今から」と、まず心しておかないと、いつまで経っても変わらないということになります。
(12月1日)

自らの殻を脱ぐ

結婚式などでは、よく海老(えび)が出てまいります。海老は、めでたい時に出てくるのが一般的です。

海老は体が曲がっているところから、「偕老同穴(かいろうどうけつ)」に譬(たと)えられ、つまり結婚をして、年を取るまで、一緒に添い遂げるという意味合いがあると言われています。

しかし、実際は、海老が殻を脱ぐことが大事なのだそうです。秋になると海老は殻を脱ぎ、固まることがありません。生きている限り、殻を脱いでいく――それが海老なのだそうです。若さを失わない、よく変化していくという意味で、めでたい時に、この海老が使われます。

私たちも殻をいっぱい身につけてしまっていますから、殻を脱げる人間になる――それも、仏性の発揮ではないかと思います。
(12月1日)

感謝が足りない時には

感謝の気持ちが湧いてくると、人間は腹が立つとか、イライラするとか、そういうことが無くなってくるそうです。ですから、腹が立ったり、イライラしたりするのは、感謝が足りない時で、「今、自分は感謝が足りないな」と反省することを通して、感謝に気づいていくことが私たちにとっての幸せな生き方であります。
(12月8日)

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