栄福の時代を目指して(24) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)
「世界難と国難」という重層的エネルギー危機――真実への覚醒を
何重もの国難の到来について毎月、警鐘を鳴らしてきたが、いよいよ生活と事業の危機が迫ってきた。これは、国難というだけではなく、世界的な危機であるが故に、「世界難」でもある。でも国内のメディアはその深刻さをあまり報じていないので、気づいていない人が多いだろう。
内藤麻里子の文芸観察(84)
奇想の中に、現代世界の権力構造を突きつける異色作が白石一文さんの『とめどなくちいさき人へ』(祥伝社)だ。これを書いたのは作家の怒りか、絶望か。そして私たちは、これに何を思うのかが大切なのだと思う。
リレーエッセイ「声なき“生きづらさ”に寄り添う」3-(1)(映画監督 今村彩子)
「勇気を出して声にしたら」
映画監督 今村彩子
3歳のきこえる息子がいるわたしは毎日、保育園の送迎をしています。
ある朝、園の前に親子たちの塊(かたまり)が見えました。わたしが片手を上げると、女の子が両手の人差し指を曲げました。「こんにちは」という手話です。以前、絵本でその手話を見て、覚えたのだそうです。わたしも、とびっきりの笑顔で両手の人差し指を曲げました。
終わりを思い、今を生きる (1) 写真・文 浦上哲也
誰にでも、いつか必ず訪れるのが「死」です。日頃は意識せずに過ごしがちですが、その存在を思うとき、私たちの心は不思議と「今」に向かいます。その際、あなたが手放すもの、大切にするものは何でしょうか。ワークショップ「死の体験旅行」を主宰する浦上哲也師と一緒に、立ち止まってじっくりと考えてみませんか。






