壮年部の活動 幸せに向かう道を仲間と歩む
コロナ禍を経て、壮年部活動が新たに始動している。教会の枠を超えた交流法座や練成会、青少年活動の陰役……。壮年部のさまざまな活動は、自らの信仰を見つめ、奉仕の喜びを味わい、法友とのつながりを実感する場だ。このほど行われた、千葉、多摩両支教区の活動を通して、壮年たちの“現在(いま)”を紹介する。
小平教会段ボールハウス作り 子どもたちが成長できる機縁に
「屋根は虹色にしようよ」「ドアにはライオンの顔を描きたいな」――。油性マーカーや色鉛筆を手にした少年部員が大型の段ボールに思い思いの模様や絵を描いていく。
三郷教会法輪太皷が大阪万博で演奏
7月3日、大阪・関西万博でイベント「響け!魂の鼓動 万博1000人太鼓」が開催された。当日、会場内のEXPOアリーナ「Matsuri」に和太皷奏者ら1000人が集い、「わっしょい」という掛け声と地鳴りのような和太皷の音を響かせた。その一角で、白色の衣装をまとった三郷教会「法輪太皷」の部員12人が、視線を交わして心を合わせ、満面の笑みでばちを大きく振り下ろす――。イベントへの参加は、一人ひとりが感謝を深める機会となった。
バチカンとウクライナ/ロシアに戦争捕虜の解放を求めて(海外通信・バチカン支局)
ウクライナのイリナ・ヴェレシュチュク副首相はこのほど、ロシアで戦争捕虜となっているウクライナ兵士の女性家族30人と共にローマを訪問し、バチカンの「ウクライナ人道問題特使」であるマテオ・ズッピ枢機卿(イタリア司教会議議長)と懇談した。
学林大樹オープンキャンパス 1泊2日の学林体験記
立正佼成会の学林は、「実践的仏教」「諸宗教対話・協力」を柱とする教育機関として創設された。中でも「大樹」は、人々を導く実践的仏教指導者や世界平和に貢献するリーダーの育成を目指している。学林は8月23、24の両日、大樹生が何を学び、どのような日常を送っているかの一端を体験するプログラム「学林大樹オープンキャンパス」を学林青梅キャンパス(青梅練成道場)で開催した。学林取材歴3年となる筆者も、この機会に大樹の魅力を五感で確かめようと、青年たちに交じって参加した。(A記者)
【総合地球環境学研究所教授・大山修一さん】ごみで砂漠を緑化 人道危機を救うリサイクル
立正佼成会は長きにわたって、「一食(いちじき)を捧げる運動」の浄財を基に、エチオピアやマラウイなどアフリカ各国を支援してきた。ボランティアで現地を訪ねた会員も多い。本紙読者・会員に関心の高いアフリカは今も、貧困や紛争、難民、感染症など多くの課題を抱えている。最貧国の一つで国土の砂漠化に苦しむのが、西アフリカ・サヘル地域に位置するニジェール。同国でユニークな活動に挑むのが大山修一さんだ。20年以上、農村で暮らしながら、ごみを使った土壌改善に取り組んできた。「都市と農村の物質(有機物)循環を作り出すことが砂漠化対策のカギ」と言う。ごみ活用による緑化について聞いた。