「ウィズコロナ時代」へ 識者の提言(2)
新型コロナウイルスの感染拡大によって、人々の日常生活から世界経済に至るまで「想定外」の大きな変化が起きている。「ウィズコロナ時代」を迎えて、何を大切にし、どのような考えを持っていけばいいのか――2人の識者の提言(寄稿)を紹介する。
幸せをむすぶ「こども食堂」(1) 文・湯浅誠(NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ理事長)
こども食堂って?
「こども食堂」をご存じでしょうか?
子ども向けの飲食店? 食べられない子が行くところ? いろんなイメージがあるようですが、第一にはなんといっても地域の多世代交流拠点、子どもから保護者、お年寄りまで、地域の方たちが集まる場所です。
清水寺に伝わる「おもてなし」の心(12)最終回 写真・文 大西英玄(北法相宗音羽山清水寺執事補)
使命そのものに他ならぬ「大欲」を果たすために
当初は半年、計6回の予定にて本寄稿の大役をお引き受けし、結果的には一年間もの貴重な機会を拝受することとなった。こうした連続寄稿は初めての縁にて、皆様から長きにわたりご支持を頂いてきたことが感慨深く、改めて関係各位のご法光を大変有り難く思う。
唯仏与仏(62) 立正佼成会 庭野日敬開祖法話
法華経の「譬諭品」にも、「諸(もろもろ)の患難(げんなん)多(おお)し」と説かれていますが、この世界は困難な問題が次々に起こるようになっています。ですから苦労が多いはずなのに、よくよく自分をふり返ってみると、むしろ恵まれた状態にあることのほうが多いのに気づくことでしょう。