唯仏与仏(62) 立正佼成会 庭野日敬開祖法話

法華経の「譬諭品」にも、「諸(もろもろ)の患難(げんなん)多(おお)し」と説かれていますが、この世界は困難な問題が次々に起こるようになっています。ですから苦労が多いはずなのに、よくよく自分をふり返ってみると、むしろ恵まれた状態にあることのほうが多いのに気づくことでしょう。

それは、仏さまが救いの手をさしのべてくださっているからです。そのことに気づいて、「常に仏さまが守護してくださっている」という確信に立つと、たとえ厄介な問題に直面しても、それが仏さまの「お慈悲」であると見えてきます。

(『庭野日敬平成法話集2 我汝を軽しめず』の一節を抜粋して掲載します。今回は同書92ページから)

※『庭野日敬平成法話選集2 我汝を軽しめず』について
佼成出版社ウェブサイト https://www.kosei-shuppan.co.jp/book/b511184.html