えっ、これも仏教語!?(7) 【ふうぜんのともしび】風前の灯
世の無常、人の命のはかなさをいったものです。「風前の燭(しょく)」「風灯(ふうとう)」ともいいます。
阿弥陀仏の功徳をたたえ、極楽往生を願う「往生講(おうじょうこう)」という法会があります。平安後期の僧侶・永観は、往生講の法式を『往生講式』に記しました。そこには「一生はこれ風前の燭、万事みな春の夜の夢」と書かれています。
※参考文献
『暮らしに生きる仏教語辞典』山下民城・編/『仏教ことわざ辞典』須藤隆仙・著
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