トルコ地震の犠牲者に哀悼を表する教皇(海外通信・バチカン支局)

2月6日、トルコ南部を震源地とするM(マグニチュード)7.8の大地震が発生した。トルコ、シリア両国で死者は1万2000人を超え(8日時点)、今後、2万人に達するとの予測もされている。世界各国が支援や救助部隊の派遣を表明する中、ローマ教皇フランシスコは6日、トルコ、シリア両国の教皇大使宛てに、バチカン国務省長官のピエトロ・パロリン枢機卿名で弔電を送った。両弔電の内容は、教皇大使によって両国政府に伝えられる。

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暴力の連鎖が続く聖都エルサレム(海外通信・バチカン支局)

ローマ教皇フランシスコは1月29日、バチカン広場で行われる日曜恒例の正午の祈りの席上、「聖地から届くニュースを、深い苦痛を持って受けている」と発言した。

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宗教施設を空爆するミャンマー国軍(海外通信・バチカン支局)

ミャンマーカトリック教会ヤンゴン大司教のチャールス・ボー枢機卿は昨年末、「新年1月を停戦の月」とするため、「対話による問題解決を信じ、武器の轟音(ごうおん)を停止させよう」と訴えた。また、多くの紛争地域で多数の市民、特に女性や子供、高齢者たちが山間部や森林地帯に避難して、食料、飲料水、医療にアクセスできない生活を強いられている現状に憂慮を表し、「国内外の人道支援機関が、人道危機区域で自由に活動できるようにしてほしい」と要請した。

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【子どもの貧困対策センター 公益財団法人あすのば代表理事・小河光治さん】「相対的貧困」に苦しむ子供たち 「共助」「公助」の両輪で育てる社会に

長引くコロナ禍に加え、物価や光熱費の高騰などが貧困世帯をさらに追い詰めている。そこに暮らす子供は、経済苦で家族の団らんや進学の機会などを奪われているという。こうした「相対的貧困」に陥る日本の子供は7人に1人に上る。貧困に苦しむ子供たちに希望を届けたいと、小河光治さんが代表理事を務める「子どもの貧困対策センター 公益財団法人あすのば」では、「政策提言」「支援団体への中間支援」「子供たちへの直接支援」を事業の柱に活動を展開している。小河さんに、コロナ禍での子供の貧困の現状、問題解決に向けた具体的な支援などを聞いた。

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核兵器の保有は非倫理――教皇が各国大使にアピール(海外通信・バチカン支局)

ローマ教皇フランシスコは1月9日、バチカンに駐在する各国の外交団に対して年頭のあいさつを行い、『分断と戦争の強まる世界における平和の希求』をテーマにスピーチした。バチカン市国は現在、世界183カ国と外交関係を結んでいる。

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信仰に確固とした根を張って――名誉教皇ベネディクト十六世の遺言(海外通信・バチカン支局)

ローマ教皇フランシスコは昨年12月28日、バチカンで行われた水曜恒例の一般謁見(えっけん)の終わりに、名誉教皇ベネディクト十六世の病状に言及し、「沈黙のうちにカトリック教会を支えている、名誉教皇ベネディクト(十六世)の容体が悪化している。主なるキリストが彼を慰め、彼のカトリック教会に対する愛の証しを最後まで支えてくださるように、特別なる祈りを捧げよう」と参集した信徒たちに呼びかけた。それから3日後、バチカンのマテオ・ブルーニ報道官は、バチカン記者室に詰める国際記者たちに対し、「名誉教皇ベネディクト十六世が今朝(31日)9時34分(現地時間)、バチカンにあるマーテル・エクレジエ(教会の母)修道院で死去した」と明らかにした。また、弔問の受け付けは年が明けた1月2日から4日にかけて行われ、葬儀は5日の午前9時30分からサンピエトロ広場で挙行されると公表した。

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「『質素なクリスマスを』と呼びかけるキリスト教指導者」など海外の宗教ニュース(海外通信・バチカン支局)

「質素なクリスマスを」と呼びかけるキリスト教指導者

今年も間もなくクリスマスを迎える。キリスト教徒にとっては、キリストの降誕を祝う喜ばしい日だが、戦地でクリスマスを迎える信徒たちは、砲撃、ミサイル、空爆の轟音(ごうおん)におびえ、飢餓に苦しみ、寒さに震えている。

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KAICIID創設10周年が祝われる(海外通信・バチカン支局)

「アブドッラー国王宗教・文化間対話のための国際センター」(KAICIID)は12月6日、事務局のあるポルトガルのリスボン(今年6月にオーストリアのウィーンから移転)で創設10周年を祝う式典を開催した。ポルトガルのマルセロ・レベロ・デ・ソウザ大統領、ジョアオ・ゴメス・クラビーニョ外相が出席。各国の市民社会、諸宗教、外交や政界の指導者らが参列した。

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バチカンから見た世界(131) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

ミャンマーでのキリスト教攻撃の停止を――WCC

ミャンマーのキリスト教徒は総人口の約6%で、その8割がバプテスト教会を中心とするプロテスタント諸教会の信徒である。カトリック教会やシリア典礼派教会の信徒数は1%ほどで、キリスト教徒の大半がカチン、シャン、カヤ、チンなどの民族に集中している。

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ユダヤ教との協調を求めるバチカン(海外通信・バチカン支局)

イスラーム・スンニ派の「ムスリム長老評議会」(アラブ首長国連邦)のモハメド・アブデルサラム事務総長がこのほど、バチカン諸宗教対話省(諸宗教対話評議会)を訪問し、同省長官のミゲル・アンヘル・アユソ・ギクソット枢機卿と「諸宗教対話促進に関するイニシアチブ」「平和と世界諸国間の安定に貢献するキリスト教、イスラーム間対話」「ムスリム長老評議会とバチカン諸宗教対話省との間における協力の発展」などについて話し合った。

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