新・仏典物語――釈尊の弟子たち(27)

生と死とIII 悲しみは胸に秘めよ

火柱が天に噴き上がりました。高く積まれた香木の上に安置された遺骸も、一瞬にして炎に包まれました。見守っていた人々は息をのみ、時間が凍りついてしまったようでした。時折、響く木の爆(は)ぜる音が、周囲の空気を震わせました。師匠の体を焼き尽くす炎を、チュンダは黙って見つめていました。

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皆で支え合い築き上げていく 希望とは「家」のようなもの 東京大学教授・玄田有史氏

ある時、言葉の関連性を調べる研究をしている方と出会いました。その方に、明治時代から続く日本最古の日刊紙「毎日新聞(当時・東京日日新聞)」の内容を全て取り込んであるコンピューターで「希望」と縁の深い言葉を調べてもらったところ、一番最初に出てきたのは、「水俣」という言葉でした。

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弱小チームから常勝軍団へ~佼成学園高校アメリカンフットボール部「ロータス」クリスマスボウル3連覇の軌跡~(1) 文・相沢光一(スポーツライター)

高校アメリカンフットボールの日本一を競う「クリスマスボウル」で、初出場初優勝から3連覇の快挙を果たした佼成学園高校「ロータス」。関東地区の強豪校に敗れ続けてきた「ロータス」が、いかにして負けないチームへと進化していったのか。長期連載でスポーツライターの相沢光一氏が解明していく。

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恒久平和 心に刻む 「戦争犠牲者慰霊・平和祈願の日」式典

終戦から74年を迎えた8月15日、東京・杉並区の大聖堂はじめ全国の教会で「戦争犠牲者慰霊・平和祈願の日」式典が行われた。大聖堂には約2000人が参集。参加者は、全ての戦争で犠牲となった人々の冥福を祈り、世界の恒久平和を祈念した。

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新宗連青年会 第54回戦争犠牲者慰霊並びに平和祈願式典

新日本宗教青年会連盟(新宗連青年会)主催の「第54回戦争犠牲者慰霊並びに平和祈願式典」が8月14日、東京・千代田区の国立千鳥ヶ淵戦没者墓苑で開催された。加盟教団の会員、信徒ら約1800人が参列。立正佼成会から庭野光祥次代会長(新日本宗教団体連合会=新宗連=理事)、中村憲一郎常務理事(同会計委員長)らが出席した。

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八坂隆憲・中山身語正宗前管長の宗葬 庭野会長が弔辞おくる

7月3日に逝去した中山身語正宗前管長(第四世管長)の八坂隆憲師(享年82)の宗葬が8月8日、佐賀・三養基郡基山町にある同宗大本山瀧光徳寺で行われた。庭野日鑛会長の名代として中村憲一郎常務理事が出席した。

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中村常務理事が日蓮宗総本山・身延山久遠寺を訪問

立正佼成会の中村憲一郎常務理事は8月18日、庭野日鑛会長の名代として山梨・身延町にある日蓮宗総本山・身延山久遠寺を訪れ、内野日総法主と懇談した。翌日に波木井山円実寺で行われる「第七百三十七回波木井山川施餓鬼法要」のあいさつに訪れたもの。久遠寺の浜島典彦副総務、本会の熊野隆規時務部部長が同席した。

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第七百三十七回波木井山川施餓鬼法要 庭野会長の法話を中村常務理事が代読

「第七百三十七回波木井山川施餓鬼法要」が8月19日、山梨・身延町にある波木井山円実寺で行われた。立正佼成会から庭野日鑛会長の名代として中村憲一郎常務理事が午前、午後の部の法要に参列。教団役職者をはじめ60教会から1200人が参加した。

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終戦から74年 各地で宗教者による慰霊式

終戦から74年を迎え、戦争で大きな被害を受けた広島、長崎、沖縄では宗教者による慰霊式典が行われ、立正佼成会会員も参加した。参列者たちは戦争犠牲者に哀悼の誠を捧げるとともに、世界平和の実現に向け、非戦の誓いを新たにした。

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「中央アフリカの諸宗教者 第10回WCRP/RfP世界大会へ」など海外の宗教ニュース(海外通信・バチカン支局)

中央アフリカの諸宗教者 第10回WCRP/RfP世界大会へ

8月13日付のバチカン日刊紙「オッセルバトーレ・ロマーノ」は、同20日から23日までドイツ・リンダウで開催される第10回世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)世界大会に参加する中央アフリカの諸宗教指導者に関する記事を掲載した。その中で、「『慈しみの実践:共通の未来のために』をテーマに開催される同大会で、中央アフリカのための特別セッションが予定されており」「同国の諸宗教指導者たちが800人を超える参加者たちと体験を分かち合う」と報じた。

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