奈良教会の会員たちは春日大社本殿で、世界平和の実現とコロナ禍の早期終息を祈念した（写真・同教会提供）

「第１８回奈良県宗教者フォーラム」（主催・同実行委員会）が９月１３日、奈良市の春日大社で開催され、本殿で「平和への祈り 並 疫病退散祈願祭」が執り行われた。

同フォーラムは、奈良県の主な寺社、宗教団体が集い、宗教・宗派を超えて学び合い、交流と対話を深めていくためのもので、毎年、平和祈願祭の後、「日本のこころ」と宗教者の役割を学ぶ講演会が催されてきた。今年も開催の準備が進められていたが、新型コロナウイルスの感染拡大で、昨年と同様、規模を縮小し、平和祈願祭のみの実施となった。

当日は、諸宗教の代表による実行委員２０人が参集。「平和への祈り 並　疫病退散祈願祭」では、神職による大祓詞奏上、伝統仏教の僧侶による神前読経に続き、立正佼成会の中村浩士奈良教会長を導師に本会の読経供養が行われた。この後、神道の儀礼に沿って代表者が玉串拝礼を行い、全員で新型コロナウイルス感染症流行の早期終息と世界平和を祈願した。