令和6年次「お会式・一乗まつり」 爽やかな秋空の下 笑顔で行進

追い風受けながら感謝を胸に行進 念願かなう

沼津教会壮年部員(64)

私は沼津教会から単身、豊島教会の隊員として一乗行進に参加しました。以前にもこうして参加したことがあるのですが、コロナ禍によって途絶え、もう二度と参加はかなわないと思っていました。しかし今年、再び豊島教会とご縁があり、参加できることになったのです。温かく受け入れてくれた教会の皆さんには感謝しかありません。

印象的だったのは、会長先生の前で万灯を担がせて頂いたことです。かねて憧れていたその役目が自分に回ってきたことに胸がいっぱいになりました。今日は風が強く、万灯はかなり影響を受けましたが、自分への追い風と思わせて頂き精いっぱいやりきることができました。楽しくて、うれしくて、感激の一日になりました。

一念発起の万灯行進

世田谷教会青年男子部員(37)

〈あぁ、なんだかさみしいなぁ〉。

昨年の世田谷教会の一乗行進を見て思わず、そう感じました。私は行進には参加せず、沿道から見ていたのですが、万灯ではなく山車で行進をしていたのです。もちろん、山車には山車のかっこよさがあります。ですが、来年は絶対に万灯行進をしたい。そう心に誓い、今年、声を上げました。ゼロからの出発でしたが、たくさんの人が私の提案に賛同して集まってくれたのです。

かつて万灯を担いでいた先輩方が、練習や万灯の組み立てにも協力をしてくださいました。中には万灯行進をすると聞いた時、涙を流した先輩もいらっしゃったそうです。そんな先輩方の思いも万灯に乗せて担ぎたいと思いました。

今年のお会式・一乗まつりを無事に迎えることができたのは、教会の皆さま、家族のおかげさまです。

親子3代で行進 「この道を信じて良かった」

千代田中央教会支部長(63)

孫2人を連れて、八丈島からお会式にやって来ました。今年は、締太鼓を息子が、舞踊のリーダーを娘が務め、その後ろに孫、私と続き、親子3代で行進に参加しました。

実はお会式・一乗まつりの二日前、また1人孫が増えました。島にいた長女は出産が1カ月も早まり、東京の病院に運ばれ緊急の帝王切開術で赤ちゃんを産んだのです。きょうだいが増えた孫たちは「お母さんと赤ちゃんが健康になるように踊る」と意気込んでいました。

当日、最後列から子どもと孫の姿を見て、家族を護(まも)ってくれた仏さまに感謝の気持ちでいっぱいになりました。自分が2代目として受け継いできた信仰を子どもたちにつなげてこられたことに感無量で、この道を信じて歩いてきて良かったと心の底から思いました。

これからもこの道を歩み、恩返しをしていきたいです。