光祥次代会長 ミャンマーでのスピーチから

一つ目は女性事前会議です。

あるシーク教徒の女性は、さまざまな宗教聖典から女性についての記述をまとめた冊子を作成し、共有してくださいました。また「これまで宗教は男性中心だったが、女性の視点による宗教の教義や実践の再解釈が必要とされている」という声も上がりました。

そして五つの分科会での議論を経て、女性の視点からの具体的行動を起こしていくことが決議されました。

二つ目は中東・北アフリカ地域の女性たちによる特別セッションです。

彼女たちは、足元での現実的な和解と平和のために変化をもたらすための「メインストリーム」として、信仰を持つ女性が果たしている役割について話していました。人類全体に貢献するためには、女性と男性の相互尊重が欠かせないということが確認されました。

パネリストの女性リーダーたちは、信仰を大切にしながら、政治や国の機関、地域社会などの場で対話や協力、人権の保護といった活動に主体的に取り組んでいる方々です。理念や思想よりむしろ、生きている人たちの痛みや喜びや苦しみが語られ、共有されました。特に「理論を聞きたければ男性に、実践を聞きたければ女性に」という発言があった時には、会場がとても沸きました。

また、もう一人のパネリストは「女性が政治家になるだけでは不十分。女性の声が政治に届くことが大切」と発言しました。これは中東以外の世界中の国々に当てはまることだと思います。

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