WCRP/RfP 第10回世界大会 プログラムから

宗教別会合では、他の宗教との連携のあり方などが議論された

宗教別・地域別会合 他宗教との連帯を意識し

宗教別、地域別の会合がそれぞれ実施された。宗教別会合では仏教、キリスト教、ヒンドゥー教、ジャイナ教、ユダヤ教、イスラーム、バハイ教、シーク教、ゾロアスター教などに分かれて討議。約40人が出席した仏教の会合には、日本から庭野光祥次代会長、川端健之理事長、北法相宗音羽山清水寺の大西英玄執事補らが参加した。

この中で、無条件の慈悲や、他者との違いを受け入れる寛容さ、あらゆるいのちの尊重が仏教の価値観として示された。その上で、他宗教との連帯には対話を通じて互いの違いを理解し合い、共通点を見いだすことが大切であるとし、若者の交流の場を積極的に設ける重要性が語り合われた。

一方、アフリカ、アジア・太平洋、欧州、ラテンアメリカ・カリブ、中東・北アフリカ、北米の6グループに分かれて開かれた地域別会合では、地域の諸課題や今後の行動計画などについて話し合いが行われた。

アジア・太平洋の地域会合では、各国委員会の代表が活動を報告。日本委は篠原祥哲総務部長が発表に立ち、来年10月に東京で開催されるアジア宗教者平和会議(ACRP)第9回大会について説明した。来夏、平和の祭典である「オリンピック・パラリンピック」が東京で開催されることもあり、篠原氏は「スポーツ界と宗教界から世界平和を発信する重要な年」と強調。来年はWCRP/RfP創設50年にもあたり、「創設の精神と意義をかみしめ、宗教者として積極的にメッセージを発信し、ACRPの諸宗教者と共にさらなる対話と協力を推進したい」と意気込みを語った。このほかの報告では、ミャンマーでのロヒンギャ難民の保護、朝鮮半島の和平、環境問題への取り組みなどが紹介された。

五つの分科会 諸宗教のビジョンなどについて討議

全体会議の内容を深めるため、『積極的平和における諸宗教によるビジョン』『戦争やテロ等の紛争を予防し転換する』『公正で調和のある社会を促進する』『持続可能な総合的人間開発を促進する』『地球を守る』と題した五つの分科会が開かれた。

各グループでは、人種や文化、宗教の違いを尊重した対話による平和構築のあり方、難民の保護における宗教者の役割、環境を守るための平和教育の重要性などを討議した。

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