鼎談 『いま、宗教者にできること』――北朝鮮情勢に対して
釈尊のことば
「すべての者は暴力におびえ、すべての者は死をおそれる。己が身にひきくらべて、殺してはならぬ。殺さしめてはならぬ」
「すべての者は暴力におびえる。すべて(の生きもの)にとって生命は愛しい。己が身にひきくらべて、殺してはならぬ。殺さしめてはならぬ」
(法句経)
庭野開祖の法話
「いま何より大事なことは、戦争をしないことなんです。戦争が起こらないようにすることなんです。
(中略)
目先だけの思惑に迷うことなく、もっと大きく眼を見ひらいて、世界における日本の役割を考えなければなりません。そして、その役割を果たすことに努力すれば、日本はけっしてダメになることはないのです。
その役割とは何か。世界の国国を仲よくさせることです。『和』の心を起こさせ、手を結び合わせることです。幸い、日本は、憲法で戦争を放棄している世界でただ一つの国です。そして日本人は、二千年のむかしから『大和の心』で育ち、戦後もその心によって発展した民族です。
日本は、この『大和の心』をこそ大いに輸出しなければなりません。それこそが、世界を救う道であり、世界に奉仕する日本の道なのです」
(『躍進』1982年1月号)