えほんのはらっぱ 夏休み特別企画「みんなで楽しむ『えほんシネマ』と『うた』の時間」

神崎ゆう子さんが伸びやかな歌声を披露すると、会場は歓声と熱気に包まれた
真っ赤なワンピースに弾ける笑顔の“お姉さん”が登場すると、子どもたちの黄色い歓声が上がる――。8月31日、立正佼成会セレニティホール(東京都杉並区)を会場に、「みんなで楽しむ『えほんシネマ』と『うた』の時間」が開催された。2回目となる同イベントで今年もマイクを握ったのは、NHK・Eテレの幼児向け番組「おかあさんといっしょ」で第16代歌のお姉さんを務めた神崎ゆう子さんだ。
同イベントは、本会習学部教育グループが2カ月に1回、オンラインで絵本の読み聞かせを行う「えほんのはらっぱ」の夏休み特別企画。佼成会の会員に限らず一般の親子にも参加してもらえるよう、チラシやポスターを本部周辺の幼稚園や図書館、小児科クリニックの待合室、区の掲示板などに貼って告知した。
当日は、近隣在住の親子ら58組178人が集った。オープニングで自己紹介を終えると、神崎さんは会場の子どもたちに「一緒に歌いましょう」と声をかけ、「おもちゃのチャチャチャ」と「アイアイ」の2曲を歌唱。爽やかで張りのある歌声が響くと、会場の子どもたちも立ち上がって、一緒に大きな声で歌った。
続く「えほんシネマ」では、1978年の発売から45年以上も子どもたちに愛され続けてきた岸田衿子著『なにをたべてきたの?』と、人気絵本作家・かとうまふみによる寒い季節におすすめのユーモア絵本『おもちのかみさま』(共に佼成出版社刊)の2冊が上映された。神崎さんの優しい語り口と音楽に合わせて絵本に描かれたキャラクターが動くと、子どもたちはあっという間に物語に引き込まれた。
最後に、神崎さんの呼びかけで子どもたちがステージ前に集合。神崎さんと共に「ぼよよん行進曲」を大合唱した。隣の子と手をつないで踊る子、前のめりでステージを見つめる子、大きな声で歌う子……夏休みの最後を彩る絵本と音楽のイベントに、会場は笑顔と拍手で溢(あふ)れた。
次回の「えほんのはらっぱ」は、10月8日(水)午前の部(10時~)、午後の部(15時~)の2部制でオンライン開催(予定)。絵本の読み聞かせ(3~4冊)、手あそび、子育て交流会などが行われる。会員、未会員を問わず、誰でも参加可能。希望者は「えほんのはらっぱ」で検索、または本会教育グループ婦人担当(03-5341-1105)まで問い合わせを。