新宗連 第29期第4回理事会 熊本地震の復興支援活動などを報告

理事会であいさつに立つ保積理事長

新日本宗教団体連合会(新宗連)の第29期第4回理事会が6月7日、兵庫・丹波市の円応教本部で開催された。理事、オブザーバーら45人が参加。立正佼成会から川端健之理事長(同常務理事)、中村憲一郎常務理事(会計委員長)らが出席した。

本殿での正式参拝後に行われた理事会では、議長を務める保積秀胤新宗連理事長(大和教団教主)があいさつ。次に、各委員・機関から事業報告が行われた。

この中で、平成28年熊本地震・第3次支援活動として、世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会との協働によるラジオ番組「こころのハーフタイム」(熊本シティエフエム)の放送について発表された。同番組は、昨年11月から毎月第2、第4土曜日(第1、第3水曜日に再放送)に放送され、両組織に加盟する教団の宗教者が出演し、被災者の心に寄り添う内容の構成に努めている。当日は担当の代表者から、「数多くの熊本の方が聴いていて、いい反響がある」と伝えられ、継続の方針が示された。

また、安倍晋三首相宛てに「『組織的犯罪処罰法改正案』に関する意見書」の提出や、北朝鮮による日本人拉致問題に関して各支部・協議会で学習会が行われていることなどが報告された。

続いて、平成28年度の事業と決算が審議の末、承認された。今年度の事業推進については、9月19日に加盟教団の幹部が自教団の教化活動を説明して行われる「教化活動に関する懇談会」の開催概要を代表者が説明。このほか、8月3、4の両日に比叡山延暦寺(滋賀・大津市)を中心に開催される比叡山宗教サミット30周年記念「世界宗教者平和の祈りの集い」への協力などが報告された。