「国連安保理が満場一致で採択した“人類友愛決議案”」など海外の宗教ニュース(海外通信・バチカン支局)

タイ仏教使節団がバチカンを訪問

「タイ仏教使節団」が6月15日、バチカンを訪問し、教皇庁アウグスティアヌム研究所の講堂で、バチカン諸宗教対話省長官のミゲル・アンヘル・アユソ・ギクソット枢機卿や、同省スタッフと会談した。

同使節団は、タイの仏教僧伽(そうぎゃ)最高評議会であり、バンコク最古の寺院ワット・プラ・チェートゥポン・ウィモンマンカラーラーム・ラーチャウォーラマハーウィハーン(ワット・ポー、涅槃仏寺=ねはんぶつじ)などの仏僧80人を中心に構成される。当初は、ローマ教皇フランシスコとの謁見(えっけん)も予定されていたが、教皇の腹部ヘルニア手術のため中止となった。

ワット・ポー住職のソムデト・プラマハティラチャン大僧正は、随行したヴィラ・アルポンドゥラタナ大司教(チェンマイ大司教区)を含む使節団、タイの在イタリア、在バチカン両大使館を代表し、「教皇の手術後の回復を心から祈る」と記した親書を教皇宛てに送った。

会談でギクソット枢機卿は、仏教徒とカトリック教徒が「友人として、同じ喜び、苦、憂慮、ビジョンを分かち合っており、教皇が証しているように、友愛の巡礼を続けている」とあいさつし、同使節団をバチカンに受け入れた。

同使節団は、諸宗教対話省との対話を終えた後、共に世界平和のために祈りを捧げた。また、昨年12月31日に逝去した名誉教皇ベネディクト十六世の墓前に赴き、黙とうを捧げた。そして、現教皇の回復を祈った。

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