WCRP国際委、国連宗教NGO委共催「平和と慈愛のための諸宗教の祈り」 光祥次代会長がメッセージ

光祥次代会長は、小田原教会とオンラインでつながりながら、世界平和への祈りを捧げた(「YouTube」の画面)

国連が定める「世界異教徒間の調和週間」(2月1日から7日)の最終日にあたる7日、世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)国際委員会と国連宗教NGO委員会による「平和と慈愛のための諸宗教の祈り」がオンラインで開催された。立正佼成会から、WCRP/RfP国際共同議長を務める庭野光祥次代会長が出席した。

同週間は、『境界を越えた架け橋の構築』をテーマに2010年の国連総会で決定され、毎年2月の第1週に行われている。今年は、長期化するロシア・ウクライナ紛争、ミャンマーやシリアでの暴動、アフガニスタンでの女性蔑視といった人権問題、深刻化する気候危機など、世界的な諸課題の解決、新型コロナウイルス感染症の早期終息を祈念して行われた。

冒頭、WCRP/RfP国際委のアッザ・カラム事務総長と、国連宗教NGO委員会のジュリア・グラインドン・ウェルチ委員長が歓迎と開会のあいさつを行った。この中で、カラム事務総長は、信仰を持つ人々が一つになることができれば、信仰は調和することができると主張。「平和のための祈りと思いやりのある行動は、余力があれば行うことではなく、喫緊(きっきん)なこと」と呼びかけた。

この後、圓仏教国連代表でマンハッタン寺院僧侶のドヨン・パク師をファシリテーターに、ヒンドゥー教、キリスト教、イスラーム、仏教などの宗教指導者10人による「祈りと内省」の時間が持たれた。WCRP/RfP国際共同議長でヒンドゥー教指導者のヴィヌ・アラム博士(シャンティ・アシュラム会長)に続いて登場した光祥次代会長は、小田原教会の法座席をオンラインでつなぎながら、同教会の壮年部員ら3人と共に「お題目」と「三帰依文」「普回向」を唱えた。

続いてメッセージを述べた光祥次代会長は、導師をつとめた壮年部員との出会いを振り返った。昨年12月、ロシア・ウクライナ紛争に端を発したエネルギー危機を憂い、暖房を使わずに寝袋での寝起きを続ける壮年部員から、戦火の中で真冬を過ごすウクライナの人々にも寝袋を届けたいと、節電で貯(た)めた資金が送られてきたと話し、「すぐに寝袋を調達。必要としていたウクライナの親子に、真心とともに届けることができました」と吐露。その上で、「たった一人でも祈りを生きる人がいれば、世界はその分だけ暖かくなる」と語りかけた。