WCRP日本委「第3回植樹会」 12本の苗木を植え、祈り捧げる

秋晴れの下、参加者は額に汗を浮かべながら、アカマツとコナラの苗木を丁寧に植えていった

「根っこが固い」「大きな石があって、土を掘るのが大変」――。雲一つない秋空の下、子供から大人まで大勢の人がスコップ(シャベル)を手に、苗木を一本一本丁寧に植えていく。

世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会気候危機タスクフォースによる「第3回植樹会」が11月19日、埼玉・所沢市の「WCRPいのちの森」で開催され、約70人が参加した。

当日は、田中庸仁同タスクフォース責任者(真生会会長)の開会挨拶、土地を提供する「堀口天満天神社周辺緑地を守る会」の中村明代表の来賓挨拶に続き、田中責任者を含む諸宗教者と参加者代表ら9人がアカマツとコナラの苗木を記念植樹した。

この後、グループに分かれた参加者たちもアカマツとコナラを植樹。協力して計12本の苗木を植え、世界の平和と順調な生育を願った。

立正佼成会所沢教会の少年部員(11)は、「自分で木を植えるのは初めてで大変だったけど、とても楽しかった。これからは身近にある自然を大切にして、資源の無駄遣いをしないように気をつけていきたい」と語った。