WCRP日本委 「ウクライナ難民人道支援ボランティア」 第2次隊、第3次隊をポーランドに派遣

薪小屋を新設するため土地を整備するボランティア隊のメンバー(写真・WCRP/RfP日本委提供)

世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会による「ウクライナ難民人道支援ボランティア」の第2次隊(7月31日から8月14日)と第3次隊(8月14日から28日)がそれぞれ、ウクライナ隣国のポーランドに派遣された。立正佼成会から会員3人が参加した。

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から半年が経った今もなお、多くの人々がウクライナ周辺国での避難生活を余儀なくされている。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、その数は1150万人を超えた(8月23日現在)。このうち、ポーランドには、今も120万人以上が避難。ほとんどが女性や子供で、言葉の壁などから就労、就学も困難なため、長期的な計画を立てられない状況にあるという。

こうした状況を踏まえ、両隊は第1次隊(7月15日から31日)に引き続き、避難民の現状と支援活動のニーズを調査するとともに、首都ワルシャワで避難民の子供を預かる託児所を訪問。子供たちの心の癒やしを目的に、風船や折り紙などを使った遊びを提供した。さらに、ワルシャワ郊外にあり、避難民を受け入れているフォコラーレ運動(カトリック在家運動体、本部・ローマ)の「マリアポリ・フィオーレ」で、広場の草刈りや薪(まき)小屋の新築など住環境を整える作業や、日本文化を紹介するワークショップなどを行い、避難民と交流した。