教皇 懸念される膝の関節痛(海外通信・バチカン支局)

ローマ教皇フランシスコはこのところ、悪化する右膝の関節痛に悩み、あらゆる行事や国家元首との面談にも、車椅子に乗ったまま出席している。

こうした教皇の健康状態を考慮し、バチカンのマテオ・ブルーニ報道官は6月10日、「今までの教皇の膝の治療結果を無駄にしないために、医師たちからの勧告を受け入れ、教皇は残念ながら、7月2日から7日にかけて予定されていたコンゴ(旧ザイール)と南スーダンの訪問を延期せざるを得なくなった」と公表した。「新しい日程は後ほど、公表される」とのことだ。
(宮平宏・本紙バチカン支局長)