WCRP日本委 理事会・評議員会 「WJアジェンダ2030」を受け、具体的取り組みを協議

理事会後に行われた評議員会。全7事項を承認した

世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会の「第38回理事会・第23回評議員会」が1月28日、立正佼成会の法輪閣(東京・杉並区)で行われた。植松誠理事長(日本聖公会主教)をはじめ理事25人、評議員8人(オンラインでの参加者含む)が出席。本会から同日本委会長(評議員会議長)の庭野日鑛会長、同理事の庭野光祥次代会長、國富敬二理事長、中村憲一郎参務(京都教会長)が参加した。

理事会では平和の祈り、植松理事長の開会挨拶に続き、「日本委員会人事」「2022年度予算」など7議案を審議。全ての事項が認められた後、植松理事長が招集した評議員会での審議を経て、承認された。

この中では、昨年11月の京都での創設50周年記念式典で発表された「WCRP日本委員会(WJ)アジェンダ2030」についても協議された。これは、世界の諸課題の解決に向けて、同日本委が2030年まで重点的に取り組む六つの行動計画(アジェンダ)を示したもので、今後、五つの特別事業部門(タスクフォース)と三つの常設機関が各行動計画の実施を担い、活動について検討していくことになった。

また、2022年度事業方針・事業計画では、『慈しみの実践:共通の未来のために――つながりあういのち』を総合テーマに、国内外でネットワークの強化・推進、平和・倫理教育、女性や青年による平和活動など8項目に取り組んでいくことが示された。具体的には、人道的貢献としてミャンマーやアフガニスタンへの支援活動の実施、啓発・提言活動として核兵器なき世界の実現に向けた啓発活動、デジタル地球儀を活用したワークショップの開催などに取り組む。

この後、報告事項に移り、法人業務や国際事業の活動内容、タスクフォースと常設機関の今後の取り組みが紹介された。