令和3年次「壮年(ダーナ)総会」 人の幸せ念じ、人のために働く壮年めざし 奥田知志氏(NPO法人「抱樸」理事長)が講演

光祥次代会長があいさつ 違いは豊かさ。一人ひとりの個性生かし

続いて、“壮年本部長”の庭野光祥次代会長を進行役に、奥田氏、実行委員の壮年部員が参加してパネルディスカッションが行われた。この中で、コロナ禍によって対面や集っての宗教活動が制限を受ける中で、宗教が本当に大切にすべきものを見つめる機会になったことや、教団の枠を超え、全ての人に寄り添う大切さなどが確認された。

最後にあいさつした光祥次代会長は、今年の総会のテーマに触れながら、「私たちは、つらかった時、苦しかった時、誰かに助けられて、ここまで来ました。そして、今度は自分が人の幸せを念じ、人のために働くことができるようになりました」と述べた。

また、一人ひとりにできることは違うからこそ意味があり、価値があると語り、「違いは豊かさ。一人ひとり、思う相手が違うからこそ、いろいろな人が救われていく」と説示。その上で、「私は、『あの人に話を聞いてもらいたい』と思われる人間なのか、ということが問われています」と述べ、相手の思いを受けとめ、寄り添う大切さを示した。