上越、大館、山形、米沢、福島の5教会で周年記念式典
山形教会
立正佼成会山形教会は昨年に発足60周年を迎え、6月20日、山形市民会館で記念式典を開催した。
式典では、尾名髙靖智教会長を導師に読経供養が行われ、庭野日鑛会長の啓白文が奏上された。
体験説法では、男性会員(21)が登壇。昨年の全国大学生リーダー教育の運営に携わる中で、周囲の人に思いが伝わらないいら立ちを縁起観を通して見つめ、自己中心的な見方が原因と気づいた体験を発表した。また、周りの人を思いやる両親に倣い、人の役に立つ生き方をしたいと誓願した。
続いて、川端健之教団顧問が講話に立った。川端顧問は、庭野日敬開祖に秘書課員として仕えた頃の思い出などを紹介。全ての現象を仏になるための神仏のはからいと感謝で受けとめることが、「法華経に示された人間の生き方」と述べた。
米沢教会
立正佼成会米沢教会は昨年、発足60周年を迎え、6月20日に教会道場で記念式典を行った。式典の模様は、動画共有サイトを通じて会員にライブ配信された。
当日は、内田耕市教会長を導師に読経供養が行われ、庭野日鑛会長の啓白文が奏上された。青年部が作成した、国連の「持続可能な開発目標」(SDGs)に関する動画の配信に続いて、女性会員(39)が体験説法。借金や転職を重ねる夫に不満を抱いていたが、法座で善き縁になる大切さを学び、夫の長所を見つける努力を続けたことで、その優しさに気づいた功徳を発表した。
近藤雅則東日本教区長が講話に立ち、「心に本仏を勧請する」とは、どんな状況も、自分の人格を高める機縁と受けとめることと説明。自他の仏性を礼拝(らいはい)し、「認めて褒めて感謝する」ことが大切と述べた。
福島教会
立正佼成会福島教会は昨年に発足60周年を迎え、6月20日、事前に収録した記念式典の映像を動画共有サイトを通じて会員に配信した。
式典では新井利昌教会長を導師に読経供養が行われ、庭野日鑛会長の啓白文が奏上された。次に支部長(58)が体験説法に立った。夫との関係に悩む中、似た境遇の会員と触れ合い、夫を責め続けて苦から抜け出せずにいた自らの状態を認識することができた体験を発表。仏を信じ、夫の仏性を見ていく努力を誓願した。
続いて、近藤雅則東日本教区長が講話を述べた。この中で、「仏さまのように明るく、優しく、温かい人になることが信仰の目的です。そのために、相手を認め、仏性を拝んでいくことが大切になります」と語った。