北関東支教区「六花の会」 勉強会 新型コロナが経営に与えた影響など発表

立正佼成会北関東支教区の「六花(りっか)の会」による勉強会が5月15日、オンラインで行われ、経営者や個人事業主に会社勤務の会員を加えた11人が参加した。同会は仏教精神を生かした経営を目指す本会会員有志の全国的なネットワークで、教会や支教区単位で学びを深めている。

参加者は冒頭、同会が編纂(へんさん)した書籍『庭野日敬 経営者心得帖』にある「チームワーク」の章を斉読。次いで、新型コロナウイルスの感染拡大がそれぞれの経営や仕事に与えた影響について発表した。

この中で、大手バス会社に勤める茨城教会壮年部長(52)は、昨春以降、ビジネスマンの出張が減り、収益の柱である長距離高速バス事業が大きな打撃を受けていると説明。一方、ネットショップなどの盛況に伴って運送業務の需要が高まっており、路線バスに人と貨物を載せて運行する「貨客混載」事業を始め、新たなビジネスチャンスを探っていると話した。

保険の代理店を営む群馬太田教会の男性(60)は、同ウイルスに感染し入院した契約者から、医療保険金の受け取り申請が増えている現状を報告した。その中で、多くの人が、回復後しばらく時間を置いてから連絡してくるため、理由を尋ねると、「(書類を持ってきてくれる)あなたにうつしたら大変だから」と告げられたエピソードを紹介。契約者が自分を気遣ってくれていたことを知り、「お客さまへ、感謝の気持ちが湧きました。皆さんの思いに応えられるよう、精いっぱい尽くしたい」と意気込みを語った。

このほか、美容室を営む土浦教会の女性(53)は、待合室で客同士が接触しないよう、完全予約制に切り替えたことを発表。以前よりも効率的かつ丁寧に対応でき、客からも「安心だ」という声が寄せられていると話し、社会や客の満足度を意識した対応の大切さに気づいたと述べた。

同支教区では今後も月1回、同様の勉強会を行い、経営者が抱える問題やそれぞれの創意工夫を語り合っていく。