新宗連 「令和2年7月豪雨」の被災者を支援 国際救援金から各100万円を寄託

「令和2年7月豪雨」による被災者を支援するため、新日本宗教団体連合会(新宗連)は7月17日、熊本県内で医療支援に当たる認定NPO法人AMDA(本部・岡山市)、岐阜・下呂市、高山市の両社会福祉協議会に対し、新宗連国際救援金からそれぞれ100万円を寄託した。

同救援金は、新宗連が国内外で発生した災害の被災者を救援するための基金。これまで、東日本大震災、熊本地震、平成30年7月豪雨の際に、緊急救援や復興支援に取り組んだ団体に、加盟教団からの勧募金と併せて拠出してきた。

今回、救援金が寄託されたAMDAは7月6日以降、人吉市、球磨(くま)村、相良村などに医師、看護師らを派遣。避難所を中心に医療相談や健康状態の把握、物資の提供といった活動を続けている。一方、下呂、高山の両市社協に寄託された同救援金は、災害復興に向けた備品の購入やボランティアの受け入れ費用に充てられる。

また、新宗連は同20日、新型コロナウイルスによる感染症対策として、同救援金から日本赤十字社に200万円を寄託した。安定的な治療がなされるよう、同社の病院の運営や医療体制を支援する。