佼成学園高野球部 都大会1回戦で昨夏甲子園出場校の國學院久我山高にサヨナラ勝ち

10回裏、飯森選手がレフト前にサヨナラ安打を放ち、佼成学園が4対3で接戦を制した

佼成学園高校野球部は7月27日、東京都高等学校野球連盟(都高野連)独自の「2020年夏季東西東京都高等学校野球大会」の初戦を迎え、昨夏に甲子園に出場した國學院久我山高校と対戦して4対3で勝利した。

試合は東京・八王子市のダイワハウススタジアム八王子で行われ、シード校の佼成学園は1回表に3点を先制される苦しい立ち上がりとなった。しかし、その裏に2点、2回裏に1点を挙げ、すぐに同点に追い付く。

1回表に失点したが、その後は2人の投手がゼロに抑えた

その後は一進一退の攻防が続き、同点のまま9回を終え、10回からは無死一、二塁で攻撃を始める延長タイブレークに突入した。佼成学園は10回裏、無死満塁から1番打者の飯森太慈選手が三遊間を抜けるヒットを放ち、サヨナラ勝ちを収めた。

藤田直毅監督は、「初回に3点取られた時はどうなるかと思いましたが、その後は投手の二本柱が頑張ってくれました。チームの中心で、一番足の速い飯森が足をつりながらも最後にヒットを打ち、全員でつかんだ勝利」と語った。

サヨナラヒットを打った飯森選手は、「昨年、西東京大会で優勝し、甲子園に出場したチームに勝てて素直にうれしい」と汗を拭った。

同校は29日、東京学芸大学附属高校と東大和南高校の勝者と八王子市上柚木公園野球場で対戦する。

喜びに沸く佼成学園ナイン