「一食地域貢献プロジェクト」各地で 障害者福祉、児童福祉に力点 77教会が計190団体を支援

渋谷教会の贈呈式では、「よりどりみどり」の吉本理事が支援に対する謝意を表し、取り組みを紹介した

立正佼成会一食(いちじき)平和基金の平成31(令和元)年度の運営計画に基づき、各教会では「一食地域貢献プロジェクト」による支援活動が実施されている。このプロジェクトは「一食を捧げる運動」の浄財の一部を教会が活用し、地元の非営利団体への支援を通じて温かい地域づくりに役立てるもの。今回は77教会が計190団体を支援した。

このプロジェクトに参加する教会は、委員会を設置し、「一食運動」の精神や地域の課題を考慮し、「委員会として大切にしたい点」を設定する。例えば、「誰もが安心して暮らせる社会の実現」と設定した場合、その観点から包括地域内の情報を収集して団体を訪問し、活動実績を聞き取って支援先を決定する。

今年度は障害者福祉や児童福祉の団体への支援が半数を超えた。このほか、子供の教育や高齢者福祉、貧困問題に取り組む団体が選出された。各教会では昨年10月以降、教会道場に団体の代表を招き、支援金の贈呈式が開催されている。

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