台風・大雨被害 会員宅でのボランティア サンガの助け合い続く

仙台教会会員の田畑やビニールハウスも大きな被害を受けた。東北支教区の会員によって、土砂で塞(ふさ)がっている側溝や畑の泥かきが行われた

東北支教区会員が宮城・丸森町へ

一方、仙台教会では、包括区域の被害の全容は分かっておらず、支部長や主任らが中心となって一軒ずつ手どりに歩き、状況の把握に努めている。11月2日までに寄せられた情報では、22支部中18支部で被災を確認。計103の会員宅で、床上・床下浸水、自動車の水没、田畑への土砂流入などが報告されている。

情報の収集とともに、同教会では、甚大な水害が発生した宮城・丸森町で被災会員宅の片付け作業を継続してきた。同時に、東北支教区の各教会にも協力を要請した。3日には、これに応えて支教区の会員46人が角田道場に参集。丸森町の会員宅に出向き、泥のかき出しや清掃作業を行った。この4日前には同町の水道が復旧し、ようやく洗浄も行うことができた。

ボランティアに参加した米沢教会壮年部長(64)は、「同じ支教区で日頃から関わりのある仲間が被災した状況を知り、心配していました。少しでも早い生活の復旧を応援できればと駆け付けました」と語った。

仙台教会では今後も、会員が交代で被災会員宅の清掃を手伝っていく予定だ。