「アフリカへ毛布をおくる運動」 全国から寄せられた2万4240枚の配付先が決定

全国の市民から寄せられた毛布は現在、千葉・習志野市にある日本通運株式会社の倉庫に集められ、輸送の準備が進められている

「アフリカへ毛布をおくる運動」の今年の取り組み(4月1日から8月31日まで)で、全国で収集された毛布は2万4240枚に上った。同運動推進委員会がこのほど発表した。これにより、運動が始まった1984年からの累計は419万7995枚に達する。

現在、毛布は千葉・習志野市にある日本通運株式会社の倉庫内に搬入され、輸送に向けて準備が進められている。

また、同委員会の報告によると、毛布とともに提供を呼び掛けた海外輸送協力金は、8月31日時点で2477万5359円に上った。協力金は年間を通じ受け付けている。

さらに、同委員会は現地パートナー団体と連携して支援の緊急性や輸送ルートの安全性を考慮し、配付国や配付枚数を検討してきた。その結果、HIV(エイズウイルス)感染率の高いマラウイとモザンビークの両国を配付先に決定した。

今後、毛布は船で現地に輸送され、パートナー団体の協力によって、HIV陽性者・エイズ患者や孤児、障害者、自然災害の被災者らに優先的に配付される。

今年の毛布配付国、現地パートナー団体、配付枚数は次の通り。

  • マラウイ/マラウイ赤十字社(MRCS)=1万6980枚
  • モザンビーク/クリマ(KULIMA)=6000枚、共同体開発キリスト教協会(ACRIDEC)=1260枚