ミードビル・ロンバード神学大学院元学長 リーヴス博士の追悼式 庭野会長、光祥次代会長が弔文送る

2017年に大聖堂で来賓祝辞に立ったジーン・リーヴス博士

立正佼成会国際アドバイザーを務め、5月8日に米・イリノイ州シカゴの自宅で86歳で逝去したジーン・リーヴス博士(ミードビル・ロンバード神学大学院元学長)の追悼式が6月13日、シカゴ第一ユニテリアン教会で行われた。

訃報に接し、庭野日鑛会長、庭野光祥次代会長は先月、それぞれ弔文を送り、冥福を祈った。13日の追悼式には、教団を代表して齋藤高市国際伝道部部長が参列。畠山友利ニューヨーク教会長、小髙利之北米国際伝道センター長、同教会シカゴ支部の会員らが出席した。

追悼式はシカゴ第一ユニテリアン教会で行われた(写真提供=本会国際伝道部)

リーヴス博士は、1959年にユニテリアン・ユニバーサリスト協会(UUA)の牧師に叙任され、63年にエモリー大学で宗教哲学の博士号を取得。ウィルバーフォース大学教授、同大学学長補佐を経て、79年から88年まで、ミードビル・ロンバード神学大学院の学長を務めた。

学長在任中の83年、同大学院を訪問した庭野日敬開祖との出会いを機に法華経への関心を高め、89年、庭野開祖の勧めで来日。筑波大学教授を務めながら、30年にわたり法華経研究に力を注ぎ、『法華三部経』などの翻訳と流布に努めてきた。

この間、94年には、国内外の研究者に法華経への理解を深めてもらうことを目的とした、「法華経国際会議」を創設。同会議は現在も国際伝道部主管により継続されている。また、本会国際仏教教会(IBC)の発足や運営にも尽力。2007年からは本会国際アドバイザーとして海外布教に関する助言や英語による法華経研修などを行ってきた。

長年の功績に対し、14年には、ミードビル・ロンバード神学大学院から「名誉神学博士号」が授与された。17年、大聖堂(東京・杉並区)で行われた教団創立79周年記念式典で来賓祝辞に立ち、本会への今後の期待を述べた。

UUAと本会合同の追悼式では、畠山教会長を導師に、読経供養を厳修。リー・バーカー同大学院学長をはじめ、親族や友人がスピーチに立った。続いて庭野会長の追悼メッセージが読み上げられた。