「アフリカへ毛布をおくる運動」キャンペーン期間終了 山梨県下5教会 各地で市民に向け活動を展開

4月1日から立正佼成会の各教会で展開されてきた「アフリカへ毛布をおくる運動」(主催・同運動推進委員会)のキャンペーン期間が5月31日に終了した。

同運動は今年で35年目。運動に参加する本会では、各教会の自主計画に基づき、運動の啓発や毛布の収集が行われた。多くの教会では、大型連休や「青年の日」に会員、市民宅への訪問や、地域の商店街やイベントでのブースの出展などを通して、毛布の提供を呼び掛けた。

山梨県下5教会(甲府、韮崎、大月、塩山、鰍沢)では、運動の重要性を地域社会にくまなく伝えようと「アフリカへ毛布をおくる運動山梨」をつくっている。今年も各教会で熱のこもった活動が展開された。6月2日には、甲府教会が甲府市にある山梨中央銀行柳町支店の駐車場にブースを設置し、青・壮年部員が収集に取り組んだ。

これに先立ち、自治体の広報誌に告知記事を掲載し、公民館にポスターを貼るなどして運動の周知を図ってきた。また、包括地域の市民宅を訪問し、「アフリカへ毛布をおくる運動山梨」で独自に作成したチラシ1万4000枚のうち2000枚を配布しながら、運動の概要や意義について説明した。

当日は、市民から、30枚の毛布と海外輸送協力金が寄せられた。ブースの隣では、アフリカの人々に思いを伝えるメッセージの記入や、その毛布への縫い付け、梱包(こんぽう)作業も行われた。このほか教会道場でも、各支部を通じて集められた毛布220枚を梱包した。

参加した甲府教会の青年男子部員(28)は、「毛布を届けに来られた市民の心の温かさに感動しました。来年も参加したい」と話した。壮年部員(60)=同教会渉外部長=は、「青年たちがアフリカに毛布をおくる意義を理解して、主体的に動いてくれました。これからも市民の方々のご理解とご協力を頂きながら、継続して取り組んでいきたい」と語った。

全国から寄せられた毛布は今後、千葉・習志野市にある日本通運株式会社の倉庫に搬入された後、アフリカに輸送される予定だ。なお、各教会で集められた本年度分の海外輸送協力金の送金は、8月31日まで受け付けている。