第50回「青年の日」 “自分”を超え、共に手をとり平和築く
平和な社会や世界を築くため、立正佼成会の青年部員が創造的な発想に基づいて具体的な活動を行う「青年の日」が5月19日、各地で行われた。50回目を迎えた今年のメーンテーマは『大志~社会変革の風をおこそう』。全国の青少年部員約1万500人が、会員や市民ら約2万7000人の協力を得て、さまざまな活動を展開した。正午には、各地で一斉に「全国青年平和の祈り」が捧げられた。
約120教会で一食ユニセフ募金
1970年にスタートした「青年の日」が50回の節目を迎えた。今年は、メーンテーマとともに、青年部の長期構想『大志プロジェクト』「第六次三ヵ年計画」のコンセプト『「DIVE」~想定外のセカイへ~』に沿って、各教会で、独自のスローガンを練り上げ、さまざまな活動が展開された。
その中で、最も多い、約120の教会が取り組んだ活動は、「一食(いちじき)ユニセフ募金」。秋田教会は、JR秋田駅などでの同募金に加え、ユニセフ支援イベントや献血を行い、青年部員ら217人が参加した。街頭募金では、大きな声で市民に協力を呼び掛けたほか、イベントでは同教会の「竿燈(かんとう)会」のメンバーが、長さ約10メートルの竿燈を空高く掲げ、演技を披露した。
秋田教会
松阪教会はJR伊勢市駅、志摩マリンランドなど9カ所で募金活動。伊勢神宮内宮前では、41人の青年部員が募金箱を持ち、声をからした。少年部員(11)は、「昨年、『少年部トップリーダー教育』に参加して、『一食を捧げる運動』について学びました。世界の恵まれない子どもたちのために、募金を呼び掛けると、多くの人が協力してくれて、うれしかった」と話した。釧路、大館、厚木、高鍋など全国の各教会が商業施設前や、街頭で募金活動に取り組んだ。
松阪教会
平和を願ってイベントを行った教会も多い。『DIVE~つなげよう!!50年のありがとう~』をテーマに、地域住民を招き、教会道場で「一食を捧げる運動」のPRイベントを実施したのは函館教会。イベントでは、「アフリカへ毛布をおくる運動」の趣旨を説明し、一枚の毛布をグループで運ぶリレーも行われた。第50回「青年の日」を記念し、世界平和の祈りを込めた色とりどりの風船50個を飛ばした。
函館教会