佼成学園中学アメフット部 フラッグフットボール日本選手権で準優勝

草津リトルパンサーズAの守備をかいくぐり、サイドラインを駆け上がる佼成学園中ロータスAの選手

「NFLフラッグフットボール日本選手権大会FINAL2018(決勝大会)」が12月24日、神奈川・川崎市の富士通スタジアム川崎で行われ、佼成学園中学校アメリカンフットボール部の「ロータスA」が準優勝を収めた。

フラッグフットボールはアメフットを起源とした球技。4回の攻撃機会の間に相手陣地のエンドゾーンまで運べば得点となる。身体接触は禁止で、ボールを保持した敵プレイヤーの腰につけられた「フラッグ」を取ることでタックルが決まったと見なす。2011年に小学校の学習指導要領に追加されたスポーツだ。

同大会は東日本、西日本代表の4チームによるトーナメント方式。東日本大会1位出場のロータスAは、初戦で西日本大会2位の寄宮中学校(沖縄)を63対21で下し、決勝戦で西日本大会1位の草津リトルパンサーズA(滋賀)と対戦した。

前半は、相手に試合のリズムをつくられ先制を許すも、パスとランを織り交ぜて反撃し、20対21で折り返した。後半開始直後、ロータスAがタッチダウンを決め、この試合で初めてリード。しかし、その後相手が着実に得点を重ね、33対41で敗れた。

試合後、東松宏昌監督(58)は、「日本一を懸けたこの舞台に立てたことは、彼らの努力があったから。相手に追いつこうという気持ちを全面に出し、最後まで諦めずにプレーした選手たちを褒めたいと思います。選手それぞれがこの悔しさを糧として、次の目標に向かってくれると信じています」と選手たちをねぎらった。