第55回佼成雅楽会公演 合唱と雅楽のコラボも 芝祐靖氏が指揮

雅楽器と合唱の音色にのせて舞が披露された「嘉祥萬寿楽」

「第55回佼成雅楽会公演」が12月9日、立正佼成会の法輪閣(東京・杉並区)で行われ、会員、市民約350人が来場した。

当日は、中国の王が敵を打ち破る模様を描いた「陵王(りょうおう)」や、かつて相撲や競馬の勝者を祝して奏せられた「落蹲(らくそん)」など4曲の舞楽を発表した。

この中で、庭野日敬開祖の喜寿を祝して作曲された「嘉祥萬寿楽(かしょうまんじゅらく)」は、佼成合唱団がコーラスを、作曲者の芝祐靖氏が指揮を務めた。

芝氏は、昨年11月、雅楽の世界からは初となる文化勲章を受章。佼成雅楽会において、昭和37年から55年間にわたり、講師として伝統芸能を担う人材の育成に当たってきた。

演舞では、佼成合唱団と佼成雅楽会の音色に合わせ、蛮絵装束を身にまとった4人の女性が舞を披露した。