普門館の使用最終日 本会職員が感謝を込めて読経供養
普門館(東京・杉並区)の使用最終日となる11月19日、立正佼成会職員によるセレモニー「ありがとう普門館」が、同大ホールのステージで開催された。参加者は、昭和45年に落成し、48年間、教団のみならず「文化の殿堂」としてさまざまな催しが行われた普門館に感謝を捧げ、「普門の精神」(全ての人を受け入れ、共に歩むという観世音菩薩の願い)の継承を誓った。
当日は、冒頭、約200人の参加者全員で「妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十五」(『法華三部経』)を読誦(どくじゅ)。次いで、本会教務部儀式行事グループの迫田和男主任が職員を代表し「感謝の言葉」を発表した。迫田氏は、15歳の時に初めて普門館を訪れ、当時「東洋一」といわれた建物のスケールに驚くとともに、技術の粋を結集した音響、照明、映像などの装置によってつくり上げられる舞台に感動し、入職を目指したことを述懐。入職後、38年にわたって普門館を舞台に業務に携わることができた喜びを語った。建物が解体されても、庭野日敬開祖が普門館建設に込めた願いを忘れることなく、次世代に継承していきたいと決意を述べた。
続いて、本部参拝プログラムとして今年2月15日から11月15日まで、会員を対象に行われた「ありがとう普門館」で上映された映像作品を鑑賞。この後、「緞帳(どんちょう)閉幕の儀」が執り行われた。
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