北海道地震被害 本会一食平和基金が見舞金 岩壁支教区長が高橋知事に託す
北海道胆振(いぶり)東部地震による被害に対し、立正佼成会一食(いちじき)平和基金運営委員会は9月14日、北海道に見舞金として300万円を寄託することを決定した。10月9日、岩壁宏至北海道支教区長(札幌教会長)が札幌市にある北海道庁を訪れ、高橋はるみ知事に300万円(目録)を贈呈した。
9月6日未明、北海道南西部の胆振地方を震源として発生した地震では、厚真(あつま)町で最大震度7を観測した。地震による土砂崩れや家屋の倒壊が各地で発生。北海道庁によると、死者41人、建物被害は全壊420棟、半壊1203棟に上る(10月14日現在)。地震発生から1カ月半が経った現在、震源地に近い厚真町、安平(あびら)町、むかわ町、北広島市の4市町371人が避難生活を余儀なくされている。
10月9日、道庁を訪れた岩壁支教区長は、高橋はるみ知事と面会。岩壁支教区長は被災地の厳しい状況に心を寄せ、「お見舞い」の意を表すとともに、「一食を捧げる運動」の意義を説明した。見舞金の贈呈に対し、高橋知事から本会に感謝状が贈られた。懇談の中で高橋知事は、道庁の要請を受けて、地震後すぐに始まった同支教区による災害ボランティアについて触れ、「皆さまにはいち早く被災地に入って頂き、住民の方々の苦しい心に寄り添って頂きました。心より感謝申し上げます。今回、頂いた義援金は被災地の復旧、復興に役立てたい」と謝意を表した。
一食を捧げる運動
月に数回食事を抜く、あるいはコーヒーなどの嗜好(しこう)品を控えて、その食費分を献金して国内外の諸課題に役立てる運動。
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