WCRP/RfP日本委「フクシマコミュニティづくり支援PJ」第2期支援先発表

世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会による「フクシマコミュニティづくり支援プロジェクト」の2018年度第2期支援先が9月26日に発表された。

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同プロジェクトは、東日本大震災の復興支援として14年10月から行われている。これまで16期にわたり240団体に約4600万円が支援された。

福島県では、太平洋沿岸地域を中心に地震や津波の被害を受けた。また、東京電力福島第一原子力発電所の事故によって多くの人が避難を強いられた。現在、仮設住宅などに暮らしていた被災者の復興公営住宅への入居が進む。一方で、良好な人間関係を築き、それをいかにして住民が主体的に運営する住宅内コミュニティの形成につなげていくかなど、入居者の出身地域や入居時が異なることによる課題も伴う。そこで今期は、復興公営住宅でのイベントや会合を通した交流の促進、また高齢者の孤立の予防などに取り組む15団体に計300万円を寄託する。

この中で、初めて支援先に選ばれたのは11団体。南相馬市の「がんばっぺサロン」は、一人暮らしの高齢者の孤立を防ぐため、地域の公的施設で高齢者向けのサロンを開催し、手芸を通じた交流を図っている。

「東京ふれあい双葉会」は、東京都内を中心とする関東各地へ避難している双葉町出身者の交流会を実施。情報交換の場を提供し、季節ごとにイベントを開催している。