お会式・一乗まつり 本番まであと2週間

法輪閣地下駐車場での鳴り物の練習。音と心を皆で合わせる

10月14日、立正佼成会の本部施設周辺で「お会式・一乗まつり」が開催される。

当日の行進や物産展に参加予定の各教会では、飾りつけや仕込みなどの準備が進められている。万灯(まんどう)やマトイ、鳴り物(笛、鉦=かね、太鼓)の練習では威勢のいい声が上がり、会員たちが連日、仲間と気持ちを一つにして汗を流している。

本会本部班でも夕方、法輪閣地下駐車場や普門館の舞台上などで練習が続く。本部班の太鼓に参加している芳澍女学院情報国際専門学校の学生(19)は、「今年は、一番大きな太鼓の役で行進に臨みます。この太鼓を持って昨年出場した先輩からは、『手が血だらけになるぐらい大変だよ。それでもやるの?』と冗談交じりに脅されましたが、先輩たちのたたいている姿に憧れ、自分からこの役を申し出ました。当日は大きな音で、行進を引っ張っていきたい」と、汗を拭いながら笑顔を見せた。

マトイを背に回して振り、バレンがきれいに開くように技を磨く

今年の本部班には28年ぶりに女性のマトイが登場する。当時、本部班でマトイを振った本部の女性職員(51)は、「28年前は、体の正面でマトイを振るのが精いっぱいで、マトイを背中に入れて、バレンをきれいに広げる“かぶり”はできませんでした。そのまま28年が過ぎ、二度と出ることはないと思っていましたが、同僚に背を押されて参加することを決意しました。体がついていけるか不安もありますが、当時の悔しさを胸に、再挑戦します」と意気込みを語った。

本番当日まで、あと2週間。各地での練習はさらに熱を帯びていく。

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今年の「お会式・一乗まつり」は10月14日