WCRP/RfP日本委第26回理事会 「西日本豪雨復興タスクフォース」設置を承認

理事会では、新理事長に日本聖公会の植松首座主教が選任され、あいさつに立った

世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会の「第26回理事会」が9月28日、立正佼成会の京都普門館(京都市)で開催された。杉谷義純理事長(天台宗・妙法院門跡門主)をはじめ理事16人が出席。本会から同日本委理事の川端健之理事長、中村憲一郎常務理事が参加した。

理事会では、杉谷理事長の開会あいさつに続き、「日本委員会人事」「西日本豪雨復興支援」「新春学習会」「アジア宗教者平和会議(ACRP)」「講演集会共催依頼」について審議した。

このうち、「西日本豪雨復興支援」では、同日本委と新日本宗教青年会連盟(新宗連青年会=SYL)が熊本地震に続いて協働で支援に当たることを決め、両団体は「VOWS(Volunteer of WCRP & SYL)」として広島・三原市と愛媛・西予(せいよ)市で活動している現状を報告。被災地への継続した支援を行うため、「西日本豪雨復興タスクフォース」の設置が提案され、満場一致で承認された。

また、2020年に東京で開催される「アジア宗教者平和会議(ACRP)」に関しては、大会の目的やテーマなどの概要を確認。スケジュール案にある、文化パフォーマンスと講演者の候補について検討した。

審議事項に続いて報告事項に移り、国際事業として今年8月に韓国で開催された「IPCR(韓国宗教平和国際事業団)セミナー2018」などの内容が確認された。さらに、各タスクフォースと常設委員会が活動と今後のスケジュールを発表した。

この後、任期満了に伴う理事長の改選が行われ、新理事長に日本聖公会の植松誠首座主教が選任された。任期は2年。就任のあいさつに立った植松新理事長は、「理事や評議員、事務局の皆さんの支えを頂きながら、自分にできることを精いっぱいさせて頂きたい」と抱負を述べた。