西日本豪雨 WCRP/RfP日本委と新宗連青年会が被災地で支援活動
一方、沼田川(ぬたがわ)の氾濫による家屋の倒壊や浸水被害が発生し、多くの人手を必要としていた広島・三原市では、8月2日から、新宗連青年会による受け入れのもと、スタッフや加盟教団の信徒がボランティア活動に汗を流している。民家や田畑に堆積した土砂のかき出し、浸水によって使用できなくなった家具の搬出などが主な活動だ。
9月22、23の両日には、本会の熊本、浜田、岩国各教会の7人、妙智會教団の6人が参加。同市本郷町船木地区で、浸水被害を受けた住宅の土壁の処理をはじめ、堆積した土砂のかき出し、運搬作業などに取り組んだ。
被災地でのボランティアに初めて参加した本会熊本教会の男性(60)は、「東日本大震災以降、被災者の助けになりたいという思いがありながら、見知らぬ土地で宿泊場所や食事を手配できるか不安で、なかなか行動することができませんでした。しかし、一昨年の熊本地震の際、VOWSのボランティアの皆さんに地元を支えて頂き、そのご恩返しにと一歩を踏み出しました。お役に立つことができ、こちらの方が感謝しています」と語った。
被災地での活動のほか、WCRP/RfP日本委では現在、被災地で特別な配慮を必要とする人の生活再建のため、「西日本豪雨支援募金」を実施し、協力を呼び掛けている。また、新日本宗教団体連合会(新宗連)はVOWSによるボランティア派遣活動の支援のために150万円を拠出。さらに復興の一助にと、被災地で医療支援に当たる認定NPO法人「AMDA」(本部・岡山市)、岡山県にボランティアバスを派遣する「被災地NGO恊働センター」にそれぞれ100万円を寄託した。
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