本会主催の「第60回千鳥ヶ淵戦争犠牲者慰霊法要」 世界平和を祈念

立正佼成会による「第60回千鳥ヶ淵戦争犠牲者慰霊法要」が9月23日、東京・千代田区の国立千鳥ヶ淵戦没者墓苑で営まれ、川端健之理事長をはじめ、教団役職者、東京教区の会員ら約150人が参列した。

この法要は、千鳥ヶ淵戦没者墓苑奉仕会から庭野日敬開祖に依頼があり、同墓苑が設立された1959年の9月21日に慰霊法要を開催したことに始まる。当時は庭野開祖が導師をつとめ、以来、「秋分の日」を中心に厳修され、今年で60回を数える。

当日は、島田華代東京教区長を導師に読経供養が行われ、庭野日鑛会長の回向文が奏上された。回向文の中で庭野会長は、戦後73年にわたって平和を享受してきた日本では、戦争の記憶が風化しつつあるとし、先の大戦で犠牲となった多くのみ霊(たま)の上に現在の日本の安寧があることを忘れてはならないと述懐。本会会員は、人と人、国と国とが信頼によって結ばれる世界の実現を目指し、家庭から信頼づくりに努めていくと誓願した。

導師の焼香に続き、川端理事長があいさつに立った。

平和の尊さを語る川端理事長

川端理事長は、1978年の第1回国連軍縮特別総会(SSDⅠ)の席上、庭野開祖が演説の中で、当時の米国のカーター大統領、ソ連のブレジネフ書記長ら各国の首脳に対して、「危険をおかしてまで武装するよりも、むしろ平和のために危険をおかすべきである」と訴えた言葉を紹介した。

その上で、昨年、国連で採択された「核兵器禁止条約」に触れ、非核化を望む国際世論が高まる一方、核抑止など武力によって世界の秩序を維持しようとする考え方も依然として根強く、「世界は武力と対話という二つの問題解決の道の岐路に立たされている」と説明。庭野開祖の言葉を踏まえながら、多大な犠牲を生み、報復の連鎖の元凶となる戦争を起こさないよう努めるとともに、世界の人々の幸福に貢献し、悩みや苦しみを和らげる菩薩としての生き方に徹するよう決定(けつじょう)した。

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