北海道地震 道庁からの支援要請受け、本会会員が災害ボランティア
11日には、札幌、室蘭、函館の会員21人が、むかわ町と厚真町でそれぞれ活動に取り組んだ。むかわ町では12人が、道の駅「むかわ四季の館」前での炊き出し(昼・夕)、厚真町では9人が小学校や公民館などの避難所での清掃のほか、被災家屋の片付けに当たった。
12日は、札幌、札幌北の会員19人が、むかわ町内で被災家屋の片付けと掃除を行った。厚真町では、小樽、室蘭、函館、苫小牧の会員27人が、町内の小学校、スポーツセンターなど5カ所の避難所で救援物資の仕分け作業や清掃、食事配布に当たったほか、被災者が必要としている支援について調査するため戸別訪問を行った。
13日には、札幌と釧路の会員13人が、むかわ町で炊き出し(昼・夕)、ボランティアセンターでの救援物資の仕分け作業に取り組んだ。厚真町では、室蘭、苫小牧、札幌北の会員24人が町内の避難所で、トイレ清掃や救援物資の仕分け作業、昼食配布に従事した。
14日、札幌と苫小牧、札幌北の会員29人が活動に参加。札幌の会員は、むかわ町立穂別図書館で、倒壊した書棚の復旧作業に当たった。約2時間で書棚20台から書籍を全て取り出した後、館内整理に取り組んだ。苫小牧と札幌北の会員16人は、厚真町の避難所5カ所で主に仮設トイレの掃除を行った。
最終日、厚真町のスポーツセンターで仮設トイレの清掃に取り組んだ大学3年生の女性会員(21)=札幌北教会=は、「ボランティアをさせて頂く中で、精神保健福祉士の資格を取って人さまのお役に立たせてもらおうと決意できました。今後は、個人でボランティア登録をして被災地の復旧に関わりたい」と話した。
道社会福祉協議会の野村宏之福祉人材部長は、同支教区のボランティアに対して、「震災直後から大勢の方にご協力頂き、心より感謝申し上げます。災害ボランティアでは、自発的な動機と他者の力になりたいという思いが重要とされます。復興に向け、皆さまのご支援は被災した方々の大きな励みになっていることと思います」と謝意を表した。
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