信仰を持つことを奨励するスカウト運動 「第17回日本スカウトジャンボリー」で本会が教義や儀礼を紹介
ボーイスカウト運動の国内最大の大会「第17回日本スカウトジャンボリー」(主催・公益財団法人ボーイスカウト日本連盟)が8月4日から10日まで石川・珠洲市の「りふれっしゅ村 鉢ヶ崎」で開催された。立正佼成会は、期間中に行われた「各宗派の集い」でパビリオンを設け、教義や儀礼などを紹介した。
同連盟では、スカウト運動の創設者、ベーデン・パウエル卿の願いから加盟員に明確な信仰を持つことを奨励している。今回のスカウトジャンボリーには国内外から約1万3000人のスカウトが参集。このうち、加盟団の中でスカウト団を組織する18の宗教宗派から約6800人が集い、佼成スカウトからは約40人の団員が参加した。
スカウト運動には、活動の柱となる三つの「ちかい」と八つの「おきて」があり、ちかいには、神仏と国とに誠を尽くすこと、いつも他の人々を助けること、心身を鍛えて自らの徳を養うことが掲げられている。おきては、快活、勇敢で、礼儀正しく、感謝の心を持つことなどだ。
7日には信仰奨励のプログラムとして「宗教宗派を超えた集い」が開催された。スカウト団に入って5年になる練馬教会の会員(13)は、代表者の一人に選ばれ、他の代表者と共に「おきて」を唱和した。
この後、会場を移して「各宗派の集い」が行われた。18の宗教宗派ごとにパビリオン(テント)が設けられ、宗教者がそれぞれの教義や儀礼を紹介した。本会のパビリオンには「佼成少年少女の誓い」や「一食(いちじき)を捧げる運動」の活動内容を記した資料を展示。本会の紹介として、読経供養を行った後、中村記子習学部部長が講話に立ち、仏教の基本的な教えである「縁起」「諸法実相」などについて説明した。