終戦から73年 本会の「戦争犠牲者慰霊・平和祈願の日」式典 共に生きる世界を築くと誓願

大聖堂では、戦争犠牲者の慰霊と平和を願い、花や灯明が捧げられた

終戦から73年を迎えた8月15日、大聖堂(東京・杉並区)をはじめ立正佼成会の各教会で「戦争犠牲者慰霊・平和祈願の日」式典が行われた。大聖堂には約2000人が参集、第二次世界大戦をはじめ全ての戦争犠牲者に哀悼の誠を捧げ、現在も各地で続く紛争やテロの早期終結、恒久平和を祈念した。

大聖堂では、読経供養が行われ、導師をつとめた庭野光祥次代会長が庭野日鑛会長の回向文を奏上。この中で、戦後、日本は平和憲法を基に、戦争のない平和国家としての歩みを続けて発展を遂げ、豊かな国際社会を築くために尽力してきたとし、その礎となった戦争犠牲者の存在を忘れることなく、仏教徒として平和な未来を創造するために精進することを決定(けつじょう)した。

庭野会長の回向文を奏上する光祥次代会長

さらに、「世界に目を転ずれば、今この瞬間にも各地で紛争が起きています。怒りに怒りで応じ、暴力に暴力で対抗することは歴史が示すように、新たな暴力、絶えることのない不信と争いの連鎖を生み出すだけであります。法句経に『怨みは怨みによって止むことはなく、ただ慈悲によってのみ止むる。これは永遠の真実である』とあります。この慈悲の精神によって、怒りの連鎖を断ち、共に生きる世界を築くことは、私たち人間の悲願であります」と強調。庭野日敬開祖が、1978年に行われた第1回国連軍縮特別総会で「危険をおかしてまで武装するよりも、むしろ平和のために危険をおかすべきである」とスピーチしたことに触れ、「これは、世界的な視点からは勿論(もちろん)のこと、私たち個人にとっても、大きな意味を持つ言葉であります。私たちは、絶えず生々発展する天地の如く、何事にも停滞することなく、日々新たな心で精進し、その功徳をすべての戦争犠牲者の御霊(みたま)に回向いたします」と誓願した。

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