『アフリカの新たなビジョン』テーマに本会と聖エジディオ共同体、上智大学が国際会議 開催の意義とは
来年2019年には、アフリカ諸国の首脳、世界銀行などの国際機関の代表とアフリカの発展に向けて話し合うアフリカ開発会議(TICAD)が行われます。これは日本政府の主導によるものです。また、SDGsについては4年に一度、各国の首脳レベルがその進ちょく状況を議論する国際会議が開催されますが、これも来年に実施されます。そして20年には、核不拡散条約(NPT)運用検討会議など、平和問題に対するさまざまな会議も予定されています。
こうした国際会議の前に、宗教者がイニシアチブを発揮し、さまざまな分野の専門家と意見を交わして提言を行っていくことは、意義のあることに違いないと自負しています。さらに、今回の会議は、カトリックの在家運動体である聖エジディオ共同体、カトリック・イエズス会が設立母体である上智大学との協力によって開催することができました。平和に向けた宗教協力を、平和実現への具体的な行動の展開へと推し進めていくことも願いの一つです。実践的な活動を共にすることで、宗教協力がより大きな意味を持つと信じています。
さらに、今回の会議では、「アフリカ白熱教室」も開催されます。当日は、各分野の専門家からさまざまな発表、提言がなされると思いますが、それを受けて、「では私たちは何ができるか」ということを、一人ひとりが自らに問い掛けながら、全ての参加者が一体となって話し合い、互いに学びを深めるものです。この教室によってアフリカの問題が“自分事”であることを学ぶのです。
本会は昨年から、アフリカの貧困状況に対して、個々人の善意を結集する「My TEDORI, My AFRICA チャレンジ!!」を実施しています。個人の力は小さなものですが、無力ではないと教えて頂いています。各界から人々が集い、議論し、声を上げることで大きな力となります。各国の政府や、国際社会に向けて提言することと同時に、私たち自身の行動のあり方を考える会議にしたいと願っています。ぜひご参加ください。
アフリカの新たなビジョン――東京国際会議の詳細
My TEDORI, My AFRICA チャレンジ!!
https://www.tedori.org/(同ウェブサイト)