「アフリカへ毛布をおくる運動」今年もスタート

昨年、モザンビークに輸送され、現地の人々に届けられた毛布

今年で34年目を迎える「アフリカへ毛布をおくる運動」(主催・同運動推進委員会)の収集キャンペーンが、4月1日からスタートした。運動に参画する立正佼成会でも、5月31日までの間、各教会がそれぞれの計画に基づき、毛布の収集や運動の啓発活動を展開する。

この運動は、政治的な混乱から生じた紛争や、干ばつなどの自然災害、HIV/エイズなどの病気による影響で日常生活に困窮するアフリカの人々に、会員や市民から寄せられた毛布をおくるもの。毛布や海外輸送協力金の提供を市民に呼び掛ける中で、アフリカの現状や分かち合いの精神を社会に広めることも目的としている。

これまでに、会員や市民から提供された414万4651枚の毛布が、現地で寝具や日よけ、防寒具などに使用され、過酷な自然環境の下で生きる人々の命を守る役割を果たしてきた。

キャンペーン期間中、この運動に参加する教会はポスターやチラシを活用し、戸別訪問や地域の催しなどを通して毛布の収集をPRするほか、募金やバザーなどで海外輸送協力金を募る。

集められた毛布は、神奈川・川崎市川崎区の東扇島国際物流センターにある日本通運の倉庫に保管された後、国際NGOなどの現地パートナー団体を通してアフリカ諸国に配付される。海外輸送協力金の今年度分の振り込み締め切りは8月31日となっている。
【同運動ホームページ】http://www.mofu.org/
【問い合わせ】TEL 03(5341)1661 本会習学部青年ネットワークグループ内「一食(いちじき)平和基金事務局」(担当=中山、新天寺、遠藤、秀島)
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